【翻訳の実践】語義を押さえて正しく訳す:確かめないでEnsure【練習問題&添削サービス】【翻訳者・翻訳家・翻訳講座】
翻訳を始めたばかりの方は「Ensure」を誤訳しがちです。「Ensure」を「確認」と訳してはいけないのはなぜか。課題文6種と添削課題を通して「Ensure」の適切な訳語表現とパターン分類を学びましょう。【社内翻訳者・翻訳家】
What you will learn
Ensureの語義と候補となる訳語表現について理解する
Ensureの意味範囲を理解する
トライアルや実案件で通用するレベルの訳文を作る
英日翻訳の実践的なテクニック
パターンの分類方法を理解する
Description
【概要】
皆さんこんにちは。今回は「Ensure」の訳し方について、いつもの通りパターンに分けて攻略していきたいと思います。
突然ですが、あなたなら次の英文をどのように訳出しますか?
She sent the meeting minutes to ensure everyone had the same understanding.
これに対する訳文として
彼女は議事録を送付して、全員が同じ理解であることを確認した。
上記のような訳文をイメージした方は、このコースから得られるメリットが大きいと思います。
トライアルの評価や実案件のレビューをしていると、「Ensure」の訳語に「確認」や「確かめる」を使っている方を見かけます。残念ながら、多くの場合でこれは誤訳になるか、誤訳でなくても「原文の意図を表現し切れていない」という惜しい訳文になってしまいます。
そもそも、「Ensure」と「確認」はなぜ違うのか。そして、「Ensure」はどのように訳すべきなのか。
6種類の課題文、20種類近いサンプル翻訳を見ながら実践的な翻訳技術を身につけます。最後には添削課題も用意していますので、ぜひ挑戦してください。
【目次】
概要(無料プレビュー)
- サンプルの原文を見てから、本日の流れについてお話しします。
「Ensure」の語源と基本イメージ(無料プレビュー)
- 語源をたどって、コアな意味とイメージを押さえます。
「Ensure」と「確かめる・確認する」の意味範囲(無料レビュー)
- 日本語の「確認する」は、幅広い意味を持っていますが、「Ensure」と重なる部分はわずかです。
場面にあった切り札:「Ensure」のパターン分類と訳し方
- 「Ensure」が登場する文法的な形はさまざまですが、1つのポイントに着目して2つのパターンに分類できます。
実践「Ensure」:理解を深めるための課題文6種類
- 課題1
- 課題2
- 課題3
- 課題4
- 課題5
- 課題6
まとめと添削課題
- 全体の内容を振り返って終わります。
【受講に当たってのご注意とお願い】
本講座は、翻訳経験15年の現役翻訳者が「実践力と応用力を身につける」ことを主眼に置いて企画した翻訳講座です。毎回、特定のテーマを取り上げて、そのテーマを集中的に攻略していきます。1つの課題文に対して3種類ほどの訳文を用意して、それぞれを比較検討しつつ、よくできた点と、改善できる点について探っていきます。
翻訳ジャーニーのシリーズ全般に関する紹介はプロフィールページに記載しています。そちらも合わせてご覧ください。