【翻訳の実践】誰でも身につくパターン分類で Include を的確に訳す【翻訳者・翻訳家・翻訳講座・在宅フリーランス】
Includeを目にしても、安易に「含む」「含まれている」とはしないでください。これが通用する割合は実は半分強。半数近くのケースで、違う表現を選ぶ必要があります。6種類の課題文と20種類近い訳例を見ながら Include を徹底解剖します。
What you will learn
英日翻訳の実践的なテクニック
Include系に対して訳出パターンがあることを認識する
パターンの分類方法を理解する
各パターンの中から最適な訳語を選ぶ
トライアルや実案件で通用するレベルの訳文を作る
意味は分かったが自然な訳文にできないときの対処法を知る
Why take this course?
この動画は、「プロの翻訳者・翻訳家になりたい!」、「実務翻訳の世界でプロとして活躍したい」と考えている皆さんを全力でサポートする翻訳ジャーニーです。
今回は、「Include」という英単語を徹底的に掘り下げていきます!
「Include」は、比較的簡単に思われがちな単語です。そのため、ついつい「含む」「含まれている」といった「含む系」の訳語を安易に当ててしまいがち。しかしながら、このパターンで対応できるのは全体の半数ちょっと。「含む系」以外に、3種類ほどのパターンを知っておかないと的確な訳出をすることは難しいかもしれません。
(ご注意:頻度については個人的なイメージです)
このコースでは、Include を使った実践的な課題文に挑戦しながら、「トライアル合格レベル」「商品として出せるレベル」の訳文を作る具体的なテクニックをご紹介します。Includeは、場面にあった最適な切り札を出すための格好の練習材料になると思います。
[コースの構成]
1. 概要
2. Includeの語源と基本イメージ
3. 場面にあった切り札を出す
4. 実践 Include パターン1
5. 実践 Include パターン2(その1)
6. 実践 Include パターン2(その2)
7. 実践 Include パターン3
8. 実践 Include パターン4
9. 実践 Include その他のパターン
10. まとめ
1. 実務翻訳における Include について簡単にお話します。分野を問わず、頻出単語です。
2. すべての基本となる、語源と基本イメージについて考えます。迷ったときは、このイメージに立ち返ります。
3. 場面にあった切り札を出す、という翻訳ジャーニーに共通の考え方についてお話しします。
4~9. いよいよ実践課題に挑戦します。今回の課題文は6種類。それぞれに3つ程度の訳文を用意していますので、それぞれじっくりと見ていきましょう。
5. 最後にコースの全体を振り返って終了です。
[このコースを作ることになったきっかけ]
講師は翻訳経験15年の現役翻訳者です。日々、いろいろな方の訳文をレビューしていく中で、Include があまりにも安易に訳されていることに気が付きました。頻度も高く、多くの場合は「含む」などと訳しておけば無難であるために、機械的に「含む系」の訳語を当ててしまうようになり、そのうちに適切な表現があっても過去の表現を踏襲してしまい、適切な訳語表現を使うことを躊躇してしまうようになる方もいます。
ここでは、Include をパターン別に解剖することで、「含む系」としてよいケースと、はっきりと別の表現で訳出すべきケースとを分類しますので、自信を持って訳語を選ぶことができるようになると思います。